http://www.afpbb.com/articles/-/3033517?pid=14903568
2014年12月05日 17:07 発信地:ワシントンD.C./米国

【12月5日 AFP】米軍内部で性的暴行を受け、それを当局に報告した被害者たちが、同僚らから疎外されたり、上官によって昇進を阻まれたりする例が相次いでいることが、米国防総省が4日に発表した新たな調査結果で明らかになった。

 無記名で行われた調査によると今年、米軍当局へ性的暴行の被害を報告した軍関係者は、前年の約5500人から8%増の6000人近くとなってい る。被害者のうち60%以上(女性の被害者では62%)が性的被害を報告したことに対し、同僚や上官から報復を受けたと訴えている。2年前に行われた同様 の調査でも、報復を受けた被害者の割合は同じく60%以上だった。また性的暴行の被害を報告した半数以上は男性となっている。

 調査結果によると、性的被害を報告した被害者に対する「社会的報復」の中には、同僚から無視される、部隊の中で悪い変化があった場合にその責任が あるように感じさせられるといったことの他に、階級別の特権をはく奪される、昇進を阻まれたり訓練を拒まれたりする、満足度の低い業務に異動させられると いった「職業的報復」も含まれていた。

 一方、今回の調査により、性的暴行は全体的に減少傾向にあることが分かった。国防総省高官によれば、自らが望んでいない性的接触に遭遇したという 回答者は、前回2年前の調査時には2万6000人だったが、今回は1万9000人に減った。(c)AFP/Dan De Luce